歯周病治療の基本

当院では、スウェーデン・イエテボリ大学での歯周病治療法に基づいた、身体にやさしいスウェーデンスタイルの歯周病治療を提供しています。

歯周病治療の基本先に述べた、白血球を刺激しない口腔環境を長期間保つことが初期の治療となります。歯の周囲で細菌の内毒素が増えないように、徹底的にきれいな状態を保つことです。そのためには十分時間をかけてていねいにブラッシングを行い、白血球が反応しない量まで細菌や内毒素の量を減らしていかなければなりません。

細菌は数秒で分裂し、増殖を始めますので、わずかなプラークの残りでもそこからすぐに数が増えてしまいます。

むし歯の細菌は食物中の糖分を栄養源にしますが、歯周病菌は必ずしも人間の食べ物から栄養を摂るわけではありません。ポケット内で剥離してきた粘膜や血液のかす、唾液中の種々の物質から栄養を摂るため、食事をしていなくても増殖します。また、歯石は細菌や内毒素が溜まりやすい環境を作り出すので取ったほうがよいのですが、歯石や目に見えるプラークがないところでも細菌や内毒素は付着していますので、目に見える汚れだけが敵ではありません。

治療開始直後の歯肉の炎症が強い状態では、無理に深いところの歯石を取ろうとすることによって、かえって弱っている歯肉を傷つけ、炎症の範囲を広めて治癒を遅らせてしまいます。適切なブラッシングにより、荒馬を静めるかのようにゆっくりと歯肉の炎症を抑えていかなければなりません。

歯肉が徐々に引き締まってきたところで、少しずつ深い部分のクリーニングをしていきます。私たちも目の前にある歯石を目の前にすると、つい早く取りたくなってしまうのですが、歯周病の治療の初期には歯肉の炎症の軽減をじっくりと待つことも治療の1つなのです。

歯周病は、ブラッシングが大切な治療です。健康な歯肉の人が健康な状態を保つために必要なブラッシング時間の倍以上の時間をかけてブラッシングをしていかなければ、歯肉の炎症はなかなか抑まってくれません。時間をかけてブラッシングをすることによる歯肉のマッサージ効果で血行が促進され、歯肉の栄養状態もよくなり、老廃物の排除もスムーズに行われるようになります。

このように、歯周病治療の基本は適切なブラッシングによるプラークコントロールと歯肉のマッサージの習慣を身につけていただくことであり、このことが最も重要な治療のポイントとなります。

プラークがついてから、その部分の歯肉に炎症が起き始めるまでには約72時間かかることがわかっています。仮に1回のブラッシングでお口の中の汚れを100%完全に取り除くことができるとすれば、歯周病に関しては、理論的には最低3日に1回のブラッシングで十分予防できるということになります。

しかしお口の汚れを100%取り去ることは到底不可能ですので、1日1回、時間をかけてていねいにブラッシングをすればよいのです。ただしこれはあくまでも歯肉の炎症に関してのお話で、むし歯予防の観点からは最低1日2回のブラッシングがどうしても必要ですのでご注意ください。

お口の中には300~500種類もの細菌が棲んでいます。その中には、私たちの健康を守るために必要な善玉細菌もたくさんいます。ですからお口の中を無菌的にすることは不可能ですし、また、無意味なことです。歯周病の治療は、1日1回ていねいにブラッシングをして、内毒素を放出しやすい古い細菌が溜まらないようにすることが主な目的となります。

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