【歯周病治療の流れ】1.診査

問診
歯周病は、ほかの全身疾患との関わりや常用薬による影響があることがあります。そのため、現在の健康状態についてもお話を伺います。なお、歯周病の一部は遺伝的な因子によるものもあり、ご両親やご兄弟の歯の状態も重要な情報となります。また、現在のブラッシングの習慣についてのお話も伺います。

口腔内写真撮影
初診時のお口の中の状態を写真で保存し、治療経過の説明や治癒の状態を確認するのに使用します。

レントゲン撮影歯周病治療の流れ
歯周病の進行の程度は、同じお口の中でも歯によってかなり差があります。1本1本異なる進行の程度を正確に診断するために、お口全体の歯のレントゲン写真を10枚または14枚撮影して、周囲の骨の量や質を診断します。

ポケットの深さの検査歯周病治療の流れ
歯周病は、同じ歯でも歯の頬側、舌側、前の歯側、奥歯側で進行の程度が異なります。それぞれの場所での進行の度合いを知るために、歯と歯ぐきの境目の溝の深さを測るポケット検査という検査をします。

1本の歯について4~6箇所のポケットの深さを測り、その深さを計測し、計測時に出血するかどうかをチェックします。ポケットは、3mm以下で出血がないときは健康とみなします。また奥歯では、分岐部病変の有無と程度を診断し、それぞれチャートに記入します。

●分岐部病変
奥歯には、歯の根が複数に分かれている歯があります。このような歯で歯周病が進行して骨が減ると、根の分かれ目の複雑な形をした部分が歯ぐきの中に露出してしまいます。このような病変を「分岐部病変」と呼びます。この部分は細菌が溜まりやすくなるだけでなく、複雑な処置が必要です。そのため、ほかの部位とは別に、骨の吸収の状態により1度、2度、3度の3つに分類しています。

動揺度検査
歯がどの程度揺れてしまうか、揺れの度合いを検査します。歯をピンセットなどで押さえ、前後左右に揺らして揺れの度合いを見ます。水平方向へ0.2~1mmの揺れを1度、1mmを越えるものを2度、上から指で押して縦に沈み込むように揺れてしまうものを3度、と表します。特に3度の歯は重症で治療は不可能であるため、ほとんどが抜歯の適応となります。

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