精密根管治療-港区北青山の歯医者・歯科医院ならサウラデンタルクリニック

10年、20年先を見すえた治療。外苑前の歯医者・歯科・歯科医院なら当院へ。

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月火水金土 10:00-13:30 / 14:30-18:00
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木曜・日曜・祝日
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精密根管治療

精密根管治療

マイクロスコープ・歯科用CT・ニッケルチタンファイル・MTAセメント・ラバーダム防湿を用いた精密根管治療
根管治療

統計によると、日本の保健治療における根管治療の5年間の成功率は50%以下であることが報告されています。一方、米国の専門医による根管治療の成功率は約80%です。根管治療の繰り返しは歯の強度を低下させ、根の破折による抜歯につながる最大の要因の1つです。

世界的には、根管治療の成功には歯科用CTによる診断や歯科用マイクロスコープの使用、ニッケルチタンファイルの使用、ラバーダムによる防湿法を用いた無菌的治療が必要であり、根の内部を消毒した後、再感染を防ぐための根管充填にはMTMセメントが最も適していることが知られています。しかし、日本の保険治療ではこれらの要件を満たした治療を提供することができない現状があり、結果として保険治療では成功率が低い旧来の手法の根管治療が続けられています。

当院では、根管治療の再発や歯を失うリスクを最小限に抑えるために、上記の要件をすべて満たした精密で成功率の高い手法の根管治療を提供しています。

VPT(深い虫歯でも神経を残す治療)

神経を取る選択には慎重になって下さい!

健康な歯の内部には歯髄細胞という細胞群があり、根の先からの毛細血管から血液供給を受けて生きています。通常、この細胞群は「歯の神経」と通称されますが、実際には糸のような神経繊維ではなく、肝臓や腎臓などと同様に歯髄細胞という細胞の集団です。

虫歯が進行すると、治療のために虫歯部分を削って除去する際に歯髄細胞が露出し、内部から出血することがあります。一般的にこのような状況では、内部の細胞を取り除く「抜髄」と呼ばれる『神経を取る』治療が行われます。
しかし、歯は一度神経を取り除くと血流を失い、組織が死滅してしまい、その結果、寿命が短くなります。アメリカでの統計によれば、神経を失った歯の平均寿命は約10年であり、将来抜歯となり入れ歯やインプラント治療が必要となるリスクが高まります。

このことを考えると歯科医師は安易に神経をとることなく、可能な限り神経を残す努力をすべきなのですが、残念ながら保険治療で可能な手法では取らざるおえないのが実情です。

当院では、このような状況においても、安易に神経を取り除くことなく、神経を残す可能性の高いVPT(抜髄回避)と呼ばれる治療法を行うことで、多くの神経を温存するよう努めています。

このような処置を可能にしているのも、マイクロスコープやラバーダム防湿法、MTAセメントを使用するからにほかなりません。

●MTAセメントとは

Mineral Trioxide Aggregateの略で、アメリカで既に1993年に開発されたセメントです。海外ではさまざまな臨床応用が認められていますが、日本では2007年に覆髄材としてのみ薬事認可されました。
主成分は、一般的に建築材料として使用されているコンクリートと同じです。湿潤下でも硬化できることと、固化時に放出される水酸化カルシウムが殺菌能力と歯の再石灰化促進作用を有するという、他のセメントにはない特別な作用を持っています。

  • MTA治療
  • MTA治療

<MTA治療のメリット>

  • 従来は抜歯適応だった歯を抜かずに済む
  • 生体との親和性があり、拒絶反応を起こしにくい素材
  • 細菌に対する殺菌作用が期待できる
  • 歯との密着度があり、細菌の侵入を食い止め再発を防ぐ

根管治療の流れ

  • STEP1

    むし歯部分を、器具を使って除去する

  • STEP2

    根管部分の治療がしやすいように、穴を開けて神経に器具が届くようにする

  • STEP3

    リーマーという器具でむし歯に感染した部分を取り除く
    ※神経が死んでしまっている場合、神経を取る抜髄(ばつずい)処置を行います。

  • STEP4

    根管の奥まで薬を詰めて、炎症を鎮めてから封鎖する

  • STEP5

    症例により詰め物・被せ物を装着する